研究や発表でよく使う言葉に「参考」があります。
この言葉はどんな意味でどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「参考」の正しい読み方と意味について解説します。
「参考」の正しい読み方は「さんかん」と「さんこう」どちら
「参考」という言葉は漢字から考えると「さんかん」と「さんこう」の2つの読み方が考えられます。
「さんかん」と「さんこう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「参考」の正しい読み方は「さんこう」です。
「参」には「参戦」【さんせん】「降参」【こうさん】など「さん」と読みます。
「考」は「考慮」【こうりょ】「熟考」【じゅくこう】など「こう」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「さんこう」が「参考」の正しい読み方です。
「考」は「かん」とは読まないので「さんかん」は間違った読み方になります。
辞書を調べても読み方として記載があるのは「さんこう」のみです。
「参考」の意味
「参考」とは、「すでにあるものを利用して考えに役立てること」を意味する言葉です。
人がものを考えるときすべてを自分で考えるわけではありません。
普通は他人の考えを手本にしたり情報を活用したりなど外部の力を利用して考えを構築します。
そのような考えの助けや補強として自分以外によって成された物事を用いることを「参考」といいます。
あくまでも考えに役立てるために利用するだけなので全体のうち主たる部分を占めることはありません。
「参考」の言葉の使い方や使われ方
・『研究発表のために参考資料を用意する』
・『前任者のやり方を参考にする』
・『条件が違いすぎて参考にならない』
まとめ
「参考」は「さんかん」と読み「さんこう」という読み方はありません。
非常によく使う言葉なので読み方と意味を正確に理解しておきましょう。