この記事では、「夢殿」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「夢殿」の正しい読み方
「夢殿」は「ゆめどの」と読むのが正しい言葉です。
「夢」の字を「ゆめ」と読み、「殿」を「どの」と読みます。
それぞれの漢字の訓読みを取り入れた読み方になります。
「夢殿」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「夢殿」の間違えやすい読み方は「むでん」や「ぼうでん」といえるでしょう。
音読みでは「夢」が「む」や「ぼう」、「殿」が「でん」などと読むことから上記のように読んでしまう可能性がありますが、誤読になります。
また、「夢」と「殿」の音読みと訓読みを混在させて「ゆめでん」と読んだり「むどの」と読んだりすることも誤りとなりますので注意しましょう。
「夢殿」について説明
「夢殿」は法隆寺における東院の正堂を意味する言葉です。
「夢殿」は二重に築かれた基壇の上に建てられた八角円堂で、奈良時代の天平11年(739年)頃に聖徳太子を追慕して創建されました。
「夢殿」という名称は、聖徳太子が経疏を執筆していた際に夢に出現した金人に教えを受けたという伝説が由来となっています。
鎌倉時代の寛喜2年(1230年)に大規模な修理がありましたが、屋上の宝珠露盤などに創建された当時の面影が残っています。
本尊である救世観音立像と共に国宝に指定されています。
まとめ
「夢殿」の正しい読み方は「ゆめどの」となります。
「むでん」や「ゆめでん」などとは読まないので注意が必要です。
「夢殿」が法隆寺東院の正堂を指すことや、国宝に指定されている歴史的な建造物である点についても理解しておきましょう。
ぜひ漢字の正確な読み方を学ぶ参考にしてください。