この記事では、「巫女」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「巫女」の正しい読み方
「巫女」の正しい読み方は「みこ・ふじょ」です。
「みこ」は熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「ふ・じょ」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「巫女」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「巫女」は「ざこ」「いたこ」などと間違って読まれることがあります。
「巫女」について説明
「巫女」の意味は以下の通りです。
1つ目は「神社において、神楽を舞ったり神職を補佐する女性」という意味です。
2つ目は「霊能力を持つとされ、祈祷・占いをしたり、死者の口寄せをする女性」という意味です。
3つ目は「古代ヨーロッパにおいて、神に仕え、媒体となり神の意思を伝えた女性」という意味です。
「巫女」は名詞として「巫女になる・なった」「巫女姿」などと使われます。
昔は神社において神に仕える未婚の処女に限られていましたが、現在では年末・年始にアルバイトとして募集しているところもあります。
「巫女」の言葉の由来
「巫女」は漢字の意味から成り立つ語です。
「巫」は「かんなぎ」とも読み「神に仕える女性」「神霊と交わる呪術師」という意味、「女」は「女性」のこと、「巫女」で「神に仕える女性」「ご神託を告げる女性」になります。
「にこ」という読み方は、霊能力のある女性をうやまう意味の「御子(みこ)」が語源という説と、神の子という意味の「神子(みこ)」が語源という説があります。
まとめ
今回は「巫女」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。