この記事では、「徒労感」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「徒労感」の正しい読み方は「とろうかん」と「かちろうかん」どちら
「徒労感」の正しい読み方を考えるために、「徒労」の言葉を構成する二つの漢字の個別の読みを説明します。
「徒」の漢字の音読みは「ト」で、訓読みは「かち・いたずら(に)・ むだ・あだ・ともがら・ただ」です。
また、「労」の漢字の音読みは「ロウ」で、訓読みは「はたら(く)・つか(れる)・いたわ(る)・ねぎら(う)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「徒労」は「とろう」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる「湯桶読み」とすれば、「かちろう」と読める可能性があることも分かります。
しかし、この分析からは、いずれが正しいかは判断できません。
さて、「徒労感」の正しい読み方は「とろうかん」と「かちろうかん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「徒労感」の正しい読み方は「とろうかん」であり、「かちろうかん」と読むのは間違いです。
この熟語では少し特別な「湯桶読み」ではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の「とろう」に、さらに「感」の音読みの「かん」をプラスした「とろうかん」が正しいことになります。
「徒労感」の意味
「徒労感」とは、「むだな骨折りだという気持ちや、無益な苦労だったという感情」を意味する言葉です。
「徒労感」の言葉の使い方や使われ方
・『何日もかけて作成した資料が使われることがなかったので、激しい徒労感にさいなまれた』
・『皆で練習を続けて来たのに、コンクールがコロナによって中止になり、残念さと徒労感のみが残った』
まとめ
「徒労感」の正しい読み方は「とろうかん」であり、「かちろうかん」と読むのは間違いです。
また、この「徒労感」とは、「むだな骨折りだという気持ちや、無益な苦労だったという感情」を意味する言葉です。