この記事では、「情趣」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「情趣」の正しい読み方は「じょうしゅ」と「ぜいしゅ」どちら
「情趣」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成する二つの漢字の個別の読みを確認します。
「情」の漢字の音読みは「ジョウ・セイ」で、訓読みは「なさ(け)」です。
また、「趣」の漢字の音読みは「シュ」で、訓読みは「おもむ(き)」です。
ここから、音読み+音読みで繋げれば「じょうしゅ」または、「せいしゅ」と読める可能性があることが分かります。
しかし、「情」は「せい」と読めますが、「ぜい」とは読めません。
また日本語の発音をし易くするための連濁等の音変化は、熟語の冒頭に起きることはなく、やはり間違いのような気がします。
さて、「情趣」の正しい読み方は「じょうしゅ」と「ぜいしゅ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「情趣」の読み方は「じょうしゅ」が正しく、「ぜいしゅ」と読むのは、明らかに間違いと言えます。
やはり、先に個別の漢字の読みから、推察した通りだったと言えます。
「情趣」の意味
「情趣」とは、「静かで落ち着いた深い味わいや、おもむきのこと」を意味する言葉です。
「情趣」の言葉の使い方や使われ方
・『ヨーロッパの田舎町には、日本の田舎とは違った情趣が感じられます』
・『空港の見学デッキから眺める夜の光景は、昼間とは全く違う情趣があると思います』
・『この風景の情趣は、一部を切り取る絵画や写真では、伝えることが出来ないでしょう』
まとめ
「情趣」の読み方は「じょうしゅ」が正しく、「ぜいしゅ」と読むのは、明らかに間違いと言えます。
また、この「情趣」とは、「静かで落ち着いた深い味わいや、おもむきのこと」を意味する言葉です。