「慰み者」の読み方と意味とは?「なぐさみもの」と「みじめもの」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「慰み者」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「慰み者」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「慰み者」の正しい読み方は「なぐさみもの」と「みじめもの」どちら

何もやることがないとき、気晴らしに面白いことをして楽しませる人がいないか辺りを見渡せば各当者いれば「慰み者」【なぐさみもの】といいます。

とくに、権力者や身分の高い人が暇であるとき「慰み者」を見つけて目の前で芸をやらせたり、その風変わりな姿を見て時間潰しをするため見つけてきて遊ぶわけです。

正しい読み方の結論

「慰み」の訓読みは「なぐさ(み)」と読み、意味は人が悲しいと思う気持ちをいたわり、心を穏やかにさせるという意味があります。

「者」は訓読みで「もの」と読み、特定の人を指すため二つの漢字を掛け合わせれば「悲しいと気落ちする人を慰める者」となるわけです。

もう一方の「惨め者」「見ていられないほど惨めに見える人」という意味になるため、「慰み者」とは違う意味合いになってしまいます。

「慰み者」の意味

自分の快楽や暇つぶしのために、誰かうさばらしをする相手はいないかと思ったとき、ちょうどその場に格好の相手を見つけて気晴らしすることを「慰み者」といいます。

元々は、位の高い者が自分の欲を満たすため用意する者を呼ぶ呼び方でした。

「慰み者」は個性的な格好したり、機知に富んだ面白い会話などで貴族を集めて楽しませていたのです。

「慰み者」の言葉の使い方や使われ方

・『王侯貴族の前で面白い姿を披露して楽しませる慰み者がいた』
・『江戸時代には将軍が慰み者を呼んで時間を過ごしていた』
・『大好きな彼氏のため、あえて慰み者となって楽しませている』

まとめ

自ら慰めるため人に仕えた者を指す言葉をご紹介しました。

障害者が自分の一般的な見た目とは違う姿で人を笑わせたり、芸をして楽しませていた時代があったと覚えておくといいでしょう。

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