「拝観」は神社やお寺などで使う言葉ですが、具体的にどのような意味があり何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「拝観」の正しい読み方と意味について解説します。
「拝観」の正しい読み方は「はいかん」と「はいみ」どちら
「拝観」という言葉の読み方として候補になるのが「はいかん」と「はいみ」の2つです。
「はいかん」と「はいみ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「拝観」の正しい読み方は「はいかん」です。
「拝」は「拝謁」【はいえつ】「礼拝」【れいはい】など「はい」と読みます。
「観」は「観戦」【かんせん】「参観」【さんかん】など「かん」と読むほか、「観る」【みる】とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「はいかん」と「はいみ」の2つのうち「拝観」の正しい読み方は「はいかん」です。
「拝観」の意味
「拝観」とは、「神社仏閣や価値のある宝物などを謹んでみせていただくこと」を指す言葉です。
極めて価値の高いものをかしこまって見せてもらうことを指す言葉で、一般的には宗教的なものに対して用いられる表現です。
お寺の本堂や神社の社殿などの施設や本尊としてまつられている仏像、奉納された物品などを見学させてもらうことを表します。
本来は強い敬意が込められた表現ですが、現在派神社や仏閣などを見学すること全般を表す一般的な言葉としてあまり敬意を強調せずに使われています。
「拝観」の言葉の使い方や使われ方
・『神社を拝観する』
・『拝観料は300円だ』
・『10年に1度だけ拝観できる仏像』
まとめ
「拝観」の正しい読み方は「はいかん」で「はいみ」と読むのは誤った読み方です。
宗教施設など特に敬意を示すべき対象にのみ使う表現なので使い方に注意してください。