家具の設置などで使われる言葉「据付」はどのような意味を持ちどう読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「据付」の正しい読み方と意味について解説します。
「据付」の正しい読み方は「すえつけ」と「すそつき」どちら
「据付」という言葉の読み方としては「すえつけ」と「すそつき」の2つが考えられます。
「すえつけ」と「すそつき」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「据付」の正しい読み方は「すえつけ」です。
「据」には「据物」【すえもの】「据置」【すえおき】など「すえ」と読みます。
「付」は「付届」【つけとどけ】「手付」【てつけ】など「つけ」と読むほか、「付物」【つきもの】「札付」【ふだつき】など「つき」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「すえつけ」と「すそつき」の2つのうち「据付」の正しい読み方は「すえつけ」です。
「据付」は「据え付ける」という言葉に由来していますが「すそつき」は「据」と「裾」【すそ】を見間違えてしまったことによる誤読です。
「据付」の意味
「据付」とは、「動かないように設置されていること」を意味する言葉です。
その場所から動かないように固定して設置されている状態を指します。
一般的には家の中に動かないよう設置されている家具に対して用いることが多く、最初から家の中に固定されていて動かせない家具のことを「据付家具」といいます。
「据付」の言葉の使い方や使われ方
・『テーブルと椅子は据付だ』
・家具は据付なので購入する必要がない』
・『機械の据付工事を行う』
まとめ
「据付」は「すえつけ」と読むのが正しく「すそつき」ではありません。
不動産の物件情報などでよく見かける言葉なので正しい読み方を覚えておきましょう。