この記事では、「江南」の読み方を詳しく説明していきます。
「江南」で使われる読み方は「えなみ」と「こうなん」
「江南」の苗字で使われている読み方は「えなみ・こうなん」です。
「江南」の苗字の「江」は、音読みで長江【ちょうこう】、訓読みで苗字の江藤【えとう】などの読み方を持っています。
「江南」の「南」は音読みで「南東」【なんとう】南洋【なんよう】、訓読みで南の島【みなみのしま】と読むことができます。
二つの漢字の読み方を合わせた「江南」の読み方は、「えなみ・こうなん」になります。
大阪府に多い「江南」は日本全国でも「約900人」しかいないため、非常に珍しい苗字の一つなのです。
「江南」で使われる読み方で多いと考えられる読み方
「江南」の苗字で使われる読み方で多いと考えられるのは「えなみ」です。
苗字「江南」には「えなみ」以外にも、中国の地名を連想させる「こうなん」という読み方があります。
ただ苗字である「江南」の読み方として比較すると、「えなみ」のほうが「こうなん」よりも多くなっているのです。
「江南」の名前で考えられる由来
「江南」【えなみ・こうなん】の苗字の地名に関する由来は、「福井県丹生郡越前町江波」【ふくいけんにゅうぐんえちぜんちょうえなみ】であると考えられています。
「江南」と「江波」の漢字表記は異なりますが、時代が下るにつれて「波」が「南」に転化したと推測できるからです。
「えなみ」と呼ばれる土地の名称は古い時代からあり、鎌倉時代にはすでに「江並」【えなみ】という地名が存在していたことが記録に残されています。
江戸時代に四国地方の讃岐高松藩に「江南」という苗字の武士がいたと伝えられています。
現代で「江南」の苗字が多い都道府県は、「大阪府・滋賀県・福井県」となっています。
まとめ
この記事では、「江南」という苗字のいろいろな読み方を紹介しました。
「江南」に多い読み方や苗字の由来についても解説しているので、「江南」の読み方・由来を詳しく知りたい時はチェックしてみてください。