この記事では、「湿式」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「湿式」の正しい読み方は「しっぷ」と「しっしき」どちら
「湿式」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「湿」の漢字の音読みは「シツ」で、訓読みは「しめ(る)」です。
また、次の「式」の漢字の音読みは「シキ」で、訓読みは「のり」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しつしき」と読め、これが発音をようにするために「つ」が「っ」と読まった音になる「促音化」したとすると、「しっしき」と読める可能性があることが分かります。
しかし、「式」には「ふ」または「ぷ」との読みがないことから、「しっぷ」と読むことが出来ず、間違いだろうと推察されます。
さて、「湿式」の正しい読み方は「しっぷ」と「しっしき」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「湿式」の正しい読み方は「しっしき」で、「しっぷ」と読むのは、先に漢字の個別の読みから推察した通り、間違いです。
「しっぷ」との読みの言葉としては「筋肉の炎症等を軽減するために冷やす用途の医療品」である「湿布」があります。
意味も、漢字も似ている訳ではなく、「湿式」を「しっぷ」と読み間違えることは、それほど多いとは思われません。
「湿式」の意味
「湿式」とは「液体を用いて、様々な処理をする方式」を意味する言葉です。
この言葉の反対語は「乾式」です。
「湿式」の言葉の使い方や使われ方
・『半導体やガラスの最終表面研磨等のエッチングには、湿式と乾式の2種類があります』
・『昔のコピー機は青の濃淡で表示される湿式が主流でしたが、現在ではコピー機と言えば乾式です』
まとめ
「湿式」の正しい読み方は「しっしき」で、「しっぷ」と読むのは間違いです。
また、この「湿式」とは「液体を用いて、様々な処理をする方式」を意味する言葉です。