この記事では、「祇園」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「祇園」の正しい読み方は「ぎおん」と「しおん」どちら
「祇」という漢字は訓読みでは「くにつかみ」、音読みでは「ぎ」と読み、「し」と読む用法はありません。
「園」という漢字は訓読みでは「その」などと読み、音読みでは「えん」や「おん」と読みます。
「祇園」の場合、「祇」と「園」両方に音読みを当てて「ぎおん」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「祇園」の正しい読み方は「ぎおん」になります。
「祇園」の意味
「祇園」には以下の意味が含まれています。
・「祇園精舎の略」
・「京都の祇園社のことであり、現在の八坂神社、及びその一帯」
「祇園」という言葉を聞くと「平家物語」の冒頭の句として有名な「祇園精舎の金の聲、諸行無常の響あり」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「祇園精舎」とは古代インドにあった初期仏教の5つの精舎(=寺院)の1つであり、仏教の開祖「釈迦」が説法を行った場所と云われています。
この「祇園精舎」は「釈迦」の大口支援者であった「スダッタ」から寄贈されたものであり、現在、その一帯は歴史公園に指定されています。
「祇園」の言葉の使い方や使われ方
・『京都へ旅行に行った際、夏の風物詩である京都祇園祭を見てきた』
・『祇園精舎図は徳川家伝来の史料である』
・『江戸時代の頃、日本人はアンコール・ワットのことを祇園精舎だと勘違いしていたらしい』
まとめ
・「祇園」の正しい読み方は「ぎおん」になります。
・「祇園」は「祇園精舎の略」、もしくは「京都の祇園社のことであり、現在の八坂神社、及びその一帯」を指す言葉です。