この記事では、「罵倒」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「罵倒」の正しい読み方は「ばとう」と「まとう」どちら
「罵倒」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「罵」の漢字の音読みは「バ」で、訓読みは「ののし(る)」です。
また、「倒」の漢字の音読みは「トウ」で、訓読みは「たお(す)・こ(ける)」です。
従ってここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ばとう」と読めるけれど、「罵」の漢字に「ま」との読みがないことから、「まとう」とは読めそうにないことが分かります。
さて、「罵倒」の正しい読み方は「ばとう」と「まとう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、先に漢字の個別の読みから推察した通り、「罵倒」の正しい読み方は「ばとう」で、「まとう」と読むのは間違いです。
「罵」の漢字の構成には「馬」の漢字が含まれており、「馬」は音読みでは、「ば」と「ま」のいずれの読みもあることから、「罵」も同様だと勘違いされ、「まとう」と誤った読み方をされるケースがあるものと推定されます。
「罵倒」の意味
「罵倒」とは、「激しく罵ること、非難すること」を意味する言葉です。
「罵倒」の言葉の使い方や使われ方
・『上司が部下を罵倒するような行為は、最近ではパワハラに当たると言われます』
・『彼は反対意見の政治家をグーの音も出ないまでに罵倒した』
・『罵倒することは怒りを発散しているだけで、相手を変えることは出来ません。相手を変えるためには諭すことこそ大切です』
まとめ
「罵倒」の正しい読み方は「ばとう」で、「まとう」と読むのは間違いです。
また、この「罵倒」とは、「激しく罵ること、非難すること」を意味する言葉です。