この記事では、「虚構」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「虚構」の正しい読み方は「きょこう」と「きょうこう」どちら
「虚構」は特に難読熟語と言う訳ではないので、多くの方が正しい読みを理解されていると思いますが、おさらいの意味で、確認していただければ幸いです。
最初に「虚構」の熟語を構成する個別の漢字の読みを確認しておきます。
「虚」の漢字の音読みは「キョ・ コ」で、訓読みは「むな(しい)・ うつ(ろ)」です。
また「構」の漢字の音読みは「コウ」で、訓読みは「かま(える)」です。
従って、音読みを素直に繋ぐと、「虚構」の読みは「きょこう」となりますが、それで正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論を言えば、先に推察した通り、「きょこう」と読むのが正しく、「きょうこう」と読むのは、明らかに間違いです。
ちなみに、「虚」を「きょ」と読ませる熟語としては、「虚無」「虚栄」「虚偽」「虚弱」等が挙げられます。
また「こ」と読ませる熟語としては「虚無僧」「虚空」等が挙げられます。
「きょう」と読ませる熟語は、漢字辞書をいくら調べても出て来ません。
また、「きょうこう」と読む言葉を国語辞書で調べると、「教皇」「強行」「強硬」「恐慌」等がありますが、「虚構」と間違いそうな言葉も、見当たりません。
「虚構」の意味
「虚構」とは、「事実ではないことを事実らしくつくり上げること」を意味する熟語です。
「虚構」の言葉の使い方や使われ方
・『俳優は虚構の世界に生きていると言えます』
・『ドラマばかりを見ていると、現実と虚構の記憶が入り混じってしまうことがあります』
まとめ
「虚構」の正しい読み方は「きょこう」で、「きょうこう」と読むのは間違いです。
また、この「虚構」とは、「事実ではないことを事実らしくつくり上げること」を意味する熟語です。