かしこまった手紙やメールなどで見かけることのある「謹啓謹白」ですが、どのような読み方をするのでしょうか。
この記事では、「謹啓謹白」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「謹啓謹白」の正しい読み方は「きんけいきんぱく」
「謹啓謹白」は「きんけいきんぱく」と読みます。
「謹啓」と「謹白」はどちらも「謹んで申し上げます」という意味を表すフレーズです。
ただし、「謹啓」は手紙の頭語として使われますが、「謹白」は手紙の結語として使われています。
頭語に「謹啓」を使った場合は必ず結語に「謹白」、もしくは「謹言(きんげん)」を使わなければなりません。
「謹」という漢字は音読みでは「きん」、訓読みでは「つつし(む)」と読み、「つつしむ」や「かしこまる」という意味が含まれています。
「啓」は音読みだと「けい」、訓読みでは「ひら(く)」や「もう(す)」と読み、「ひらく」や「教え導く」、「あける」「先払いする」、「もうす」という意味を含める漢字です。
「白」は音読みでは「はく」や「びゃく」、訓読みでは「しろ」、「しら」、「しろ(い)」、「あき(らか)」、「(もう)す」、「せりふ」と読み、「しろ」や「清い」、「明らか」、「告げる」、「申す」など多くの意味が含まれています。
「謹啓謹白」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「謹啓謹白」は「白」を訓読みにして「きんけいきんしろ」と読み間違えるケースが考えられます。
また、「謹」には「言」が含まれているため、「ごんけいごんぱく」と読み間違えるケースも考えられるでしょう。
まとめ
「謹啓謹白」の読みは「きんけいきんぱく」ということでした。