「象潟」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「象潟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「象潟」の正しい読み方は「きさかた」
「象潟」の正しい読み方は「きさかた」です。
「象潟」の読み方は複数の漢字の組み合わせに特定の読みを当てた熟字訓と呼ばれる読み方です。
元々「象」には「きさ」という読み方があったのですが古典にしか登場しない古い読み方で現在は使われていません。
「象潟」の二文字の組み合わせに対して「きさかた」の読みが当てられています。
「象潟」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「象潟」のよくある間違った読み方として挙がるのが「ぞうがた」「しょうがた」です。
「象」には「象牙」【ぞうげ】「インド象」【いんどぞう】など「ぞう」という読み方があり「潟」は「潟上」【かたがみ】「潟沼」【かたぬま】など「かた」と読みます。
「象潟」の読み方は一つしかなく他は全て間違いです。
「象潟」について説明
「象潟」とは、「秋田県の南西部にある地名」です。
かつては八十八潟九十九島と呼ばれた小さな島々が浮かぶ入江の地形で日本三景の一つである松島に並ぶ景勝地として知られていましたが、現在は入江が消滅し陸地になっています。
国定公園の指定地であり国の天然記念物にも指定されている名勝です。
「象潟」の言葉の由来
かつて「蚶貝」【きさがい】と呼ばれる貝が豊富に取れたことから「蚶方」【きさかた】と呼ばれていたものが「象潟」に変化したとされています。
まとめ
「象潟」は知らないと読めない難読地名です。
読み間違いが多いので正しい読み方を覚えておきましょう。