この記事では、「近著」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「近著」の正しい読み方は「きんちょ」と「ちかしょ」どちら
「近著」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「近」の漢字の音読みは「キン・コン」で、訓読みは「ちか(い)」です。
また、「著」の漢字の音読みは「チョ・チャク・ジャク」で、訓読みは「あらわ(す)・いちじる(しい)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「きんちょ」と読めることが分かります。
しかし、「著」の漢字には「しょ」との読みがないことから、「ちかしょ」と読むには無理があり、間違いではないかと考えられます。
さて、「近著」の正しい読み方は「きんちょ」と「ちかしょ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては「近著」の正しい読み方は「きんちょ」で、「ちかしょ」と読むのは、先に推察した通り間違いです。
「著」の漢字は、「著書(ちょしょ)」等の熟語で使われることから、勘違いにより「著」を「しょ」と読まれ、「きんちょ」と読み間違えられることがあるのかも知れません。
「近著」の意味
「近著」とは「最近の著作のこと」を意味する言葉です。
「近著」の言葉の使い方や使われ方
・『あの芥川賞作家の近著は評判が高いので、私もぜひ読んで見たいと思っています』
・『あのロシア研究家は、近著でウクライナに一方的に侵攻したロシアとプーチン大統領の危険性や狂気を綿密に書いています』
まとめ
「近著」の正しい読み方は「きんちょ」で、「ちかしょ」と読むのは間違いです。
また、この「近著」とは「最近の著作のこと」を意味する言葉です。