この記事では、「適否」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「適否」の正しい読み方は「てきひ」と「かたきひ」どちら
「適否」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
まず、「適」の漢字の音読みは「テキ」で、訓読みは常用漢字外の読みですが、「かな(う)・ゆ(く)・たまたま」です。
また、次の「否」の漢字の音読みは「ヒ 」で、訓読みは「いな」です。
ここから二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「てきひ」と読めることが分かります。
しかし、「適」の漢字には「かたき」との読みがないことから、「かたきひ」と読むのは間違いだろうと推察されます。
さて、「適否」の正しい読み方は「てきひ」と「かたきひ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「適否」の正しい読み方は「てきひ」で、「かたきひ」と読むのは、先に推察した通り間違いです。
「適」と音読みが同じ「てき」で、似た漢字に「敵」があります。
この漢字の訓読みが「かたき」であることから、これと混同されて「かたきひ」と読み間違えられることがあるのだろうと考えられます。
「適否」の意味
「適否」とは「適することと、適さないこと」を意味する言葉です。
「適否」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は慎重にその適否を見極め、正しい選択を行った』
・『他社が成功したからと言って、その戦略が自社に当てはめることの適否を判断せずに、単に真似ることは間違いです』
・『会議で彼女が提案した内容の適否を議論することとした』
まとめ
「適否」の正しい読み方は「てきひ」で、「かたきひ」と読むのは間違いです。
また、この「適否」とは「適することと、適さないこと」を意味する言葉です。