この記事では、「隠密」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「隠密」の正しい読み方は「いんみつ」と「おんみつ」どちら
「隠密」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて、確認します。
「隠」の漢字の音読みは「イン・オン」で、訓読みは「かく(す)」です。
また、「密」の漢字の音読みは「ミツ・ビツ」で、訓読みはありません。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「いんみつ」と「おんみつ」の、いずれとも読める可能性があることが分かります。
しかし、この個別の漢字の読みの分析からは、残念ながらいずれの読み方が正しいかの判断は出来ません。
さて、「隠密」の正しい読み方は「いんみつ」と「おんみつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「隠密」の言葉は、一般的には「おんみつ」と読まれることが多いですが、国語辞書には「いんみつ」の読み方も併記されており、結論としては、どちらの読み方も正しいと言うことになります。
「隠密」の意味
「隠密」とは、「人に悟られないように、隠して事を行うこと」を意味する言葉です。
また、「日本の戦国時代から江戸時代にかけて、情報活動を行っていた、いわゆる忍者やお庭番と呼ばれる人のこと」を指す言葉でもあります。
「隠密」の言葉の使い方や使われ方
・『経営悪化で人員削減をせざるを得ませんが、社員の動揺を防ぐために、計画は隠密に進める必要があります』
・『忍者は隠密の一種ですが、その能力が漫画や時代劇では誇張して描かれています』
まとめ
「隠密」の読み方は「いんみつ」と「おんみつ」のいずれも正しいと言えます。
ただし、一般的には「おんみつ」と読まれることが多いと言えます。
また、この「隠密」とは、「人に悟られないように、隠して事を行うこと」及び「戦国時代から江戸時代にかけてのいわゆる忍者のこと」を意味する言葉です。