この記事では、「實」の読み方を分かりやすく説明していきます。
うかんむりに貫で「實」の読み方
「實」は、音読みで「じつ」、「じち」、「し」、「しつ」と読みます。
また訓読みで「み」、「みの」、「まめ」、「まこと」、「さね」などと読みます。
「實」の意味や解説
「實」は、現代でよく使われている「実」という漢字と同じ意味を持ちます。
そのため、「實」には、「草や木になる実のこと」という意味があり、リンゴやナシなど果物を意味します。
また「實」には「内容が備わる」、「中身が詰まる」という意味があります。
「充實」は「充実」を意味し、「中身や内容が十分であること」を意味します。
さらに、「實」には「まこと」「真心」、また「誠意」という意味があります。
他にも「實」には「血族」という意味があります。
例えば「實家」は「じっか」と読み、一般的に知られている「実家」を意味します。
この場合は「自分の生まれた家」を意味する言葉になります。
「實」の熟語での使い方や使われ方
・『果實』【このみ、くだもの】
「木や草につく果実で、食べられるもの」という意味があります。
リンゴや柿、ナシやブドウなどがそうで、パイナップルやメロンなども含まれています。
「果実」のことを意味します。
・『實演』【じつえん】
「著作物を演劇的に演じ、舞踏したり演奏したり、歌ったりすること」という意味があります。
「実演」のことを意味します。
・『實直』【じっちょく】
「真面目で正直であること」という意味があります。
「実直」のことを意味し、誠実で陰ひなたがない人柄の人のことを呼ぶ言葉になります。
まとめ
「實」は、画数が多く見慣れないことから、難しい漢字だと考えてしまいそうです。
しかし「実」の古い漢字のため、「実」に置き換えることで、意味も理解しやすく、使用しやすい漢字になります。