この記事では、「汐」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに夕で「汐」の読み方
「汐」という漢字は訓読みでは「しお」や「うしお」と読み、音読みでは「セキ」と読みます。
「汐」の意味や解説
「汐」には「しお」や「うしお」、「ひきしお」、「ゆうしお」という意味が含まれています。
「汐」は流れる水の象形である「さんずい」に月の半ば見える象形である「夕」を組み合わせ、「夕方に起こる海水の昇降」や「しお」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「しお/うしお」は「太陽や月の引力によって引き起こされる周期的な海面の昇降」や「海水」、「潮流」、「海流」などの意味を表す言葉です。
「ひきしお(引き汐/引き潮)」は「満潮から干潮までのあいだ海面が次第に下降していき、海岸線が沖に退くことやその現象」、「退き下がる頃合い」などの意味が含まれています。
そして、「ゆうしお(夕汐/夕潮)」は「夕方に満ちてくる潮」のことを指す言葉になります。
「汐」の熟語での使い方や使われ方
・『汐汲み』【しおくみ】
「塩を作るために海水を汲むことやそれを行う人」を意味する言葉です。
・『汐舟』【しおぶね】
「海を行く舟」を意味する言葉です。
・『汐焼け』【しおやけ】
「日光と潮風に晒されて、皮膚の色が赤黒くなること」や「海上の水蒸気が日光により赤く見えること」を意味する言葉です。
・『大気潮汐』【たいきちょうせき】
「大気圏に生じる潮汐現象」を意味する言葉です。
・『地球潮汐』【ちきゅうちょうせき】
「太陽や月の引力により引き起こされる地球の周期的変動」を意味する言葉です。
まとめ
「汐」は訓読みでは「しお」や「うしお」と読み、音読みでは「セキ」と読む漢字です。
そして、「汐」には「しお」や「うしお」、「ひきしお」などの意味が含まれています。