この記事では、「汪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに王で「汪」の読み方
「汪」という漢字は訓読みでは「いけ」や「汪(おお)いい」、「汪(ひろ)い」、「汪(ふか)い」と読み、音読みでは「オウ」と読みます。
「汪」の意味や解説
「汪」には「ひろい」や「ふかい」、「水が深く、広い様」、「おおきい」、「盛ん」、「盛大な様」、「池」、「水たまり」という意味が含まれています。
「汪」は流れる水の象形である「さんずい」に古代中国において、支配の証として用いられていたまさかりの象形である「王」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「汪」の熟語での使い方や使われ方
・『汪溢』【おういつ】
「水がみなぎり、溢れること」や「気力などが溢れるほど盛んなこと」を意味する言葉であり、「横溢」とも表記されます。
・『汪汪』【おうおう】
「水が豊かにたたえられている様」、転じて、「人の心が広いさま」を意味する言葉です。
・『汪然』【おうぜん】
「涙が盛んに流れる様」を意味する言葉です。
・『汪洋』【おうよう】
「水の量が豊富で、水面が遠くに広がっている様」や「ゆったりとした様」、「広々と大きい様」を意味する言葉です。
「汪」の名前での使われ方
・『汪』【おう】
漢姓の1つであり、中国の統計によれば59番目に多い姓とされています。
また、ベトナムの姓にも「汪(わん)」があります。
日本では、神奈川県や兵庫県、東京都、千葉県、大阪府に同姓が見られます。
まとめ
「汪」は訓読みでは「いけ」や「汪(おお)いい」、「汪(ひろ)い」、「汪(ふか)い」と読み、音読みでは「オウ」と読む漢字でした。
そして、「汪」には「ひろい」や「ふかい」、「盛ん」、「池」、「水たまり」などの意味が含まれています。