この記事では、「愧」の読み方を分かりやすく説明していきます。
りっしんべんに鬼で「愧」の読み方
「愧」という漢字は訓読みでは「愧(は)じる」や「はじ」と読み、音読みでは「キ」と読みます。
「愧」の意味や解説
「愧」には「はずかしめる」や「はじる」、「はじ」という意味が含まれています。
「愧」は心臓の象形である「りっしんべん」に奇妙な頭部している人の象形である「鬼」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「愧」の熟語での使い方や使われ方
・『慚愧』【ざんき】
「自分の過ちや見苦しさを反省し、心から深く恥じること」を意味する言葉です。
・『愧死』【きし】
「恥ずかしさのあまり死ぬこと」や「死ぬほど恥ずかしい思いをすること」を意味する言葉です。
・『無愧』【むぎ】
「悪事を行っても恥じないこと、及び、その人やその様」を意味する言葉です。
・『羞愧』【しゅうき】
「恥じること」や「恥ずかしがること」、「恥ずべきこと」、「恥辱」を意味する言葉です。
・『無慙無愧』【むざんむき】
「悪事を働いても、それを恥じることなく平気でいること」を意味する四字熟語です。
「無慙」は仏の教えに背きながら、自分の犯した罪を恥じない心を意味し、「無愧」は自分の罪を周りに対して恥じない心を意味しています。
「愧」のことわざでの使われ方
・『仰いで天に愧じず』(あおいでてんにはじず)
「心に少しもやましいところがない」という意味を表すことざわであり、「仰いで天に愧じず、俯して地に?じず」や「俯仰天地に愧じず」とも表現されます。
・『屋漏に愧じず』(おくろうにはじず)
「人の見ていない所でも恥ずかしい行いをしないこと」を意味することざわです。
まとめ
「愧」は訓読みでは「愧(は)じる」や「はじ」と読み、音読みでは「キ」と読む漢字でした。
そして、「愧」には「はずかしめる」や「はじる」、「はじ」という意味が含まれています。