口へんに可と書く「呵」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。
今回は、「呵」の読み方と意味について解説します。
口へんに可で「呵」の読み方
「呵」の読み方は音読みでは「カ」、訓読みでは「しか?る」「わら?う」「ふ?く」です。
「呵」の意味や解説
「呵」とは、「口を大きく開け大きな声を発すること」を意味する言葉です。
大声を出すことを表す言葉で大きな声によって行われる動作全般を表します。
一般的には大きな声で怒鳴ったり人を叱ったりなど「叱責する」という意味合いで使われる表現です。
大声で叱りつけたり厳しく責め立てたりなど言葉による人への叱責を表すほか、「大声をあげて笑う」「強く息を吹きかける」など体の中から声や息を発する行為を表すときにも用いられます。
腹から押し出すようにして息を吐き出し声を上げる様子を表す言葉であり同じ声でもささやき声やボソボソした話し方は当てはまりません。
「呵」の熟語での使い方や使われ方
・『呵責』【かしゃく】
「叱りつけて攻めること」を意味します。
過ちや落ち度を厳しく叱りつけ心が痛むほど責める様子を指す表現です。
自分が犯した罪に対し人から責められるのではなく自分自身の内にある良心から責め苛まれるように思い悩むことを「良心の呵責」と表現します。
『一気呵成』【いっきかせい】
「勢いに乗って一気に物事を成し遂げること」を指す四字熟語です。
ためらったり中断したりすることなく勢いに任せて最後までやることを表し、特に文章を最後まで一気に書き上げることを指す意味で使われます。
・『呵呵大笑』【かかたいしょう】
「声を上げて豪快に笑うさま」を表します。
大きな声で高らかに笑う様子に対して使います。
まとめ
「呵」はさまざまな熟語で用いられる言葉です。
言葉そのものの意味や読み方だけでなくそれぞれの使い方での意味も知っておきましょう。