手へんに巴で「把」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

手へんに巴で「把」の読み方とは? 読み方

手へんに巴と書く「把」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「把」の読み方と意味について解説します。

手へんに巴で「把」の読み方

「把」の読み方は音読みでは「ハ」、訓読みでは「と?る」「にぎ?る」です。

「把」の意味や解説

「把」とは、「手のひらと指全体を使ってつかむこと」を意味する言葉です。

手のひらと指の全てを使ってにぎり込むようにつかむ動作を指します。

物をしっかりと保持するようにつかむ動作に対して用いられる表現で、手のひらで触れたり指を引っ掛けたりなど簡単に外れてしまうようなつかみ方は含みません。

物体を握って対象物を押さえ込み支配する様子から転じて「物事の全体を理解すること」という意味でも使われます。

事情やあらましを理解し何がどうなっているのかきちんとわかることを表す意味でも使う言葉です。

「把」の熟語での使い方や使われ方

・『把握』【はあく】
「物事の全体像を理解すること」を意味します。

物事を自分のものにすることを「手中におさめる」と表現するように「手」は物事を操り支配することの象徴として使われる言葉です。

「把握」は特定の物事に関する事情を全て自らの手中におさめ正しく理解することを表します。

・『把手』【はて】
「手でつかみ握る部分」を指します。

持ち運ぶときや操作するときに手でつかむ「取っ手」のことです。

しっかりと手で掴める構造になっている取っ手に対して用いる表現で、ふすまなどに見られる指を引っ掛けて使う構造の取っ手に対しては使いません。

・『銃把』【じゅうは】
「銃を構える時に手で握って持つところ」の名称です。

「グリップ」と呼ばれる銃の握り手ことで自動式拳銃では内部にマガジンが納められます。

銃をホルスターにおさめる時はこの部分だけを外部に露出させ必要に応じて握って引き抜きます。

まとめ

「把」は手でつかむあらゆるものに用いられる言葉です。

比喩的な表現でも使われるのでそれぞれの意味と読み方を知っておきましょう。

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