木へんに節で「櫛」の読み方とは?簡単に解釈

木へんに節で「櫛」の読み方とは? 読み方

木へんに節と書く「櫛」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「櫛」の読み方と意味について解説します。

木へんに節で「櫛」の読み方

「櫛」の読み方は音読みだと「シツ」、訓読みだと「くし」「くしけず?る」です。

「櫛」の意味や解説

「櫛」とは、「髪をといて整える使う道具」を指す言葉です。

薄い板に等間隔の切り込みを入れた形状の道具で、歯と呼ばれる切り込みを髪の間に通すようにして動かし形を整えたり余分な毛を落としたりなど身だしなみを整えるために使います。

基本的には髪の毛を整えるために使う道具ですが口ひげを整えたりや物の体毛をといたりなどある程度の長さを持つ毛の手入れ全般に使う道具を指すです。

一枚板で形成されている整髪具を指すので平面にたくさんの毛が植えられている「ブラシ」とは区別されます。

整髪具としての実用目的のほか日本髪を結った時には髪に刺す髪飾りとしても使われます。

使われる素材としては柘植などの木材のほかべっ甲や象牙、近年はプラスチックや樹脂などある程度の硬さと弾力性を兼ね備えた素材で作るのが一般的です。

「櫛」の熟語での使い方や使われ方

・『櫛目』【くしめ】
「髪に櫛を通した後に残る筋目」を指す言葉です。

一般的には髪に残る筋目のように等間隔で一定の長さがある筋目全般に対して用いる表現です。

・『櫛形』【くしがた】
「上部が緩やかな丸みを持つ山型」のことです。

日本の伝統的な「櫛」が緩やかな丸みを持つ形をしていたことからそれに近い形のことを「櫛形」と呼びます。

平面だけでなく球体を等分した形も含み、リンゴやスイカを8等分にして食べるときの形が該当します。

まとめ

「櫛」はとても身近な道具です。

地名にも使われているので正しい読み方を憶えておきましょう。

読み方
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