この記事では、「楜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに胡で「楜」の読み方
「楜」は音読みでは、「コ」と読みます。
また、訓読みで「くるみ」と読みます。
「楜」の漢字の意味や解説
「楜」は「楜椒(コショウ)」で、コショウ科コショウ属に分類される常緑つる性低木のことを意味しています。
インド原産で、つるは7mから10mの長さがあります。
香辛料や薬用として利用されています。
また、「楜(クルミ)」はクルミ科クルミ属に属している落葉高木のことや、その種子を食用にしたものを指しています。
樹高は8mから20m程度で、開花時期は5月から6月頃です。
種子の収穫時期は9月から10月頃になります。
「楜」は「木」に「胡」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「材木」などの意味があります。
また、「胡」は「えびす」、「でたらめ」、「長生き」などを表しています。
「楜」の地名や名前での使われ方
・『楜ケ原』【くるみがはら】
富山県富山市にある地名です。
・『楜沢・楜澤』【くるみさわ・くるみざわ】
名字で使用されています。
・『楜桃田』【くるみだ】
名字で用いられています。
まとめ
「楜椒(コショウ)」は「胡椒(コショウ)」と同じ意味で、英語表記では「pepper」となります。
収穫時期や加工法の違いによって、「黒胡椒/black pepper」、「白胡椒/white pepper」、「青胡椒/green pepper」、または「赤胡椒/pink pepper」に分けることができます。
さらに、「楜(クルミ)」は他にも「胡桃」、「山胡桃」、「呉桃」の漢字表記があり、「胡桃」の文字が一般的に使われています。
英語では「 Walnut」、「Black walnut」と表記され、木材では「ウォールナット」と呼んでいます。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。