見たことはあるが、いざ読もうとしてもどう読んだら良いのか全く分からない文字があります。
この記事では、そんな文字の中から「碼」の読み方を分かりやすく説明していきます。
石へんに馬で「碼」の読み方
この文字は、音読みでは「ま」、「ば」、「め」であり、「馬」単体での読み方と同じです。
そして、訓読み(というにはかなり不思議であると言わねばなりませんが)日本独自の読み方として「ヤード」あるいは「ヤール」というものがあります。
「碼」の意味や解説
中国語としては、数字や単位のことを意味するものとして使用され、その中でイギリスやアメリカで使われている長さの単位である「ヤード」を表す文字として規定されました。
それ以外には、「料理の具」という意味も持っています。
日本語においては、明治、大正、昭和初期の文学においてカタカナを使用しないで「ヤード」を意味する文字として使われていましたが、現在ではその意味でも使われなくなっているため、ほとんど日常生活で見ることは無くなっています。
「碼」の熟語での使い方や使われ方
・『麺碼』【めんま】
「シナチク」とも呼ばれる、ラーメンには欠かせない竹を漬け込んだ具材のことをこの文字で表すケースがあります。
元々の意味としては「麺料理にのせるための具材」という意味です。
普通は、カタカナやひらがなで、漢字を使うとしても「麺麻」という文字を使う方が一般的です。
・『生碼麺』【さんまーめん】
「三碼麺」という文字の場合もあります。
横浜で生まれたと言われている、たっぷりの野菜に餡を絡めたソースをかける独特のラーメンですが、多くの場合は「サンマーメン」とカタカナで表記するか、「生馬麺」を使うほうが一般的です。
中国語の「生」という文字に「生きが良い」という意味があり、前述のように「碼」には、「具材」という意味があるので、合わせて「生きのよい具材」という意味を持ちます。
つまり、あんかけにすることで、いつまでも冷めないことを「生きが良い」と表現したのだと考えられています。
・『碼碯』【めのう】
石英の一種で、綺麗な色の物は宝石として珍重されています。
一般的には「瑪瑙」の文字を使います。
馬の脳という意味で使われているので、実際には「碼」の文字を使うことにはあまり意味がありません。
まとめ
この記事では「碼」という文字の意味や使われ方などに関して解説して来ました。
この文字の読みが「ヤード」と解説してきました。
度量衡を表す漢字は「センチ」の「糎」など、珍しい漢字がたくさんあります。