門構えに一で「閂」の読み方とは?簡単に解釈

「閂」の読み方とは? 読み方

この記事では、「閂」の読み方を分かりやすく説明していきます。

門構えに一で「閂」の読み方

門構えに一で「閂」と書く漢字の読み方は、「かんぬき」です。

「閂」の意味や解説

「閂」の意味は、「門や戸を閉めるときの横木」です。

昔の家の門には、門の左右につけた金具に一本の横木を渡して錠前代わりにし、門扉が開いてしまわないようにおさえておくタイプのものがあります。

このとき使われる横木が「かんぬき」で、「閂」は、その道具を表現すること専用に作られた漢字です。

古くは「貫木」(かんのき)という表記もありましたが、やがて門構えに横木を表す「一」を組み合わせた形状の文字があてられました。

かんぬきには、ヒノキや松といった硬質の木材が使われます。

この道具から派生した、「かんぬき」という名前の、相撲の技もあります。

組み合った状態で、相手の両腕を自分の両腕で抱え込み、締め上げる技です。

両側に広がった相手の腕が、まるで門にかける閂のように見えたことから、この名前で呼ばれるようになりました。

同様に相手の両腕を抱えて拘束するタイプの技は「かんぬき」と呼ばれることが多く、レスリングや合気道に用例が見られます。

「閂」の例文や使われ方

・『閂【かんぬき】をかける』
鍵をかけることと同じ。

扉が開かないように閂で閉じること。

閂の形状から、「閂を差す」と表現する場合もある。

金具に留められていて上げ下ろしするタイプの閂の場合は「閂を上げる」の表現もある。

・『閂【かんぬき】を極【き】める』
格闘技の技における「閂」を、相手にかけること。

「極める」とだけ略されることも多い。

まとめ

門構えに「一」「閂」と書く漢字の読み方は【かんぬき】でした。

門扉を閉めたあと、左右の門扉の間に差し渡す横木を意味する言葉で、「一」が横木の形状を示しています。

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