この記事では、「憤る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「憤る」の正しい読み方は「つのる」と「いきどおる」どちら
「憤る」には3つの読み方があります。
1つ目は「いきどおる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「むずかる」で、こちらも訓読みです。
3つ目は「むつかる」で、「むずかる」の音変化です。
「憤」の音読みは「ふん」、訓読みは「いきどお(る)・むずか(る)」で、「つのる」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「憤る」の正しい読み方は「いきどおる」「むずかる」「むつかる」の3つで、読み方により意味が違ってきます。
「つのる」とは読みません。
「憤る」の意味
「憤る」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「いきどおる」と読む場合、「激しく腹を立てる」「気持ちがモヤモヤして苦しむ」という意味です。
「いきどおる」の語源は諸説ありますが、日本の歴史的歌集「万葉集」に記されている「伊伎騰保流(いきどほる)」という言葉で、「悶々とする」という意味という説があります。
次第に婉曲表現が流行り、「怒り」が「噴火」しそうな様子として「憤る」と使われる様になりました。
「むずかる・むつかる」と読む場合、「ぶつぶつ小言を言う」「子供の機嫌が悪くなりぐずる」という意味です。
「むずかる」の語源は「むずかしい」という言葉で、「面倒・困難なこと」から「機嫌が悪くなる」という意味で使われる様になりました。
「憤る」の言葉の使い方や使われ方
「憤る」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『騙されたと知って激しく憤る(いきどおる)』
・『上司からパワハラを受けて憤る(いきどおる)』
・『子供が夜憤る(むずかる)のでよく寝られない』
まとめ
今回は「憤る」の読み方について紹介しました。
「憤る」の正しい読み方は「いきどおる」「むずかる」「むつかる」の3つで、「つのる」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。