「映画」は世界的なエンターテイメントであり芸術文化でもあります。
多くの人にとってなじみ深い存在ですが、具体的にはどのようなものを指しどう読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「映画」の正しい読み方と意味について解説します。
「映画」の正しい読み方は「えいが」と「えいかく」どちら
「映画」の読み方を漢字の読みから推察すると「えいが」と「えいかく」の2つが考浮かびます。
「えいが」と「えいかく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「映画」の正しい読み方は「えいが」です。
「映」は「映像」【えいぞう】「反映」【はんえい】など「えい」と読みます。
「画」は「画像」【がぞう】「名画」【めいが】など「が」と読むほか、「画策」【かくさく】「計画」【けいかく】など「かく」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「えいが」と「えいかく」のうち「映画」の正しい読み方は「えいが」です。
「映画」の意味
「映画」とは、「映像によって構成された作品のうち映画館で公開されたもの」を指す言葉です。
本来はフィルムに連続撮影した静止画を映写機にかけてスクリーンに投影し動きを再現する作品を「映画」と読んでいましたが、フィルム撮影が衰退するとともに従来の定義がなじまなくなります。
現在映画館で公開されている作品の多くはフィルムを用いないデジタル方式であり従来の定義を当てはめると映画館で公開される作品のほとんどが「映画」ではないということになってしまいます。
現在一般的に認められている映画の定義は簡単に言うと「映画館で上映された作品」です。
映画の最高権威であるアカデミー賞も対象作品を映画館での公開実績があるものに限定しています。
同じ映像作品でも映画館で上映されていれば「映画」として扱われ、テレビや動画配信サービスの中でのみ公開されているものは「映画」扱いになりません。
「映画」の言葉の使い方や使われ方
・『映画館に映画を見に行く』
・『趣味は映画鑑賞です』
・『映画の撮影現場に遭遇した』
まとめ
「映画」の読み方は「えいが」で「えいかく」は誤った読み方です。
近年は定義があいまいになっているものの映画館での上映実績で区別されるので覚えておきましょう。