この記事では、「勤労」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「勤労」の正しい読み方は「きんろう」と「きんりょう」どちら
「勤労」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「勤」の漢字の音読みは「キン・ゴン」で、訓読みは「つと(める)」です。
また、「労」の漢字の音読みは「ロウ」で、訓読みは「はたら(く)・つか(れる)・いたわ(る)・ねぎら(う)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「きんろう」と読めることが分かります。
しかし、「労」の漢字に「りょう」との読みがないことから、「きんりょう」と読むことには無理があり、間違いではないかと考えられます。
さて、「勤労」の正しい読み方は「きんろう」と「きんりょう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「勤労」の正しい読み方は「きんろう」で、「きんりょう」と読むのは、先に推察した通り明らかに間違いです。
「きんりょう」と読む熟語には「禁漁」や「禁猟」や「筋量」などがありますが、いずれも意味も漢字も似た所はなく、また「労」に似た漢字で「りょう」と読める漢字も見当たらず、なぜ「きんりょう」と読み間違えることがあるのかは、疑問です。
「勤労」の意味
「勤労」とは、「心身をつくして仕事にはげむこと、勤勉に働くこと」を意味する言葉です。
「勤労」の言葉の使い方や使われ方
・『ノルマを課し、それを達成させるために叱責ばかりする様な会社では、社員は勤労意欲を失くしてしまいます』
・『いくら会社が大変な状況でも、勤労感謝の日ぐらい、仕事のことを忘れてゆっくり英気を養うべきです』
まとめ
「勤労」の正しい読み方は「きんろう」で、「きんりょう」と読むのは間違いです。
また、この「勤労」とは、「心身をつくして仕事にはげむこと、勤勉に働くこと」を意味する言葉です。