物騒な事件を伝えるニュースでよく使われる言葉に「危害」があります。
この言葉は何を表していてどう読めばいいのでしょうか。
今回は、「危害」の正しい読み方と意味について解説します。
「危害」の正しい読み方は「きがい」と「きかつ」どちら
「危害」という言葉の読み方として「きがい」と「きかつ」の2つが思い当たります。
「きがい」と「きかつ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「危害」の正しい読み方は「きがい」です。
「危」は「危機」【きき】「危急」【ききゅう】など「き」と読みます。
「害」は「害獣」【がいじゅう】「災害」【さいがい】など「がい」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせた「きがい」が「危害」の正しい読み方はです。
「害」を「かつ」とは読まないので「きかつ」は間違った読み方です。
「危害」の意味
「危害」とは、「生命や財産を損なうような危険」を意味する言葉です。
悪い結果をもたらす可能性があることを「危険」といいます。
怪我する可能性や財産を失うリスクなどが危険にあたりますが、自然状態での危険以外にも他人の意識的に行ってくる危険も存在します。
自然の危険だけでなく悪意を持って行われる暴力や物品の破壊などを含めた「安全が脅かされることによって生じた健康喪失や財産価値の逸失などの悪い状態」を指す言葉が「危害」です。
危険によって生じた被害が「危害」なのでこれから起きる危険や予想される危機などは含みません。
「危害」の言葉の使い方や使われ方
・『無抵抗の人に危害を加える』
・『無関係の人にまで危害が及んだ』
・『調教されているので人に危害を加える心配はない』
まとめ
「危害」の正しい読み方は「きがい」で「きかつ」ではありません。
安全に関係する言葉なので正しい読み方と意味を理解しておきましょう。
