「熟達」という言葉は腕前や練度を表す時に用いられる表現です。
具体的にはどのような意味合いで何と読めばいいのでしょうか。
今回は、「熟達」の正しい読み方と意味について解説します。
「熟達」の正しい読み方は「じゅくたつ」と「じゅたち」どちら
「熟達」という言葉の読み方として考えられるのが「じゅくたつ」と「じゅたち」です。
「じゅくたつ」と「じゅたち」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「熟達」の正しい読み方は「じゅくたつ」です。
「熟」には「熟練」【じゅくれん】「円熟」【えんじゅく】など「じゅく」と読みます。
「達」は「達人」【たつじん】「速達」【そくたつ】など「たつ」と読むほか、「人達」【ひとたち】「君達」【きみたち】など「たち」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「じゅくたつ」が「熟達」の正しい読み方です。
「熟」を「じゅ」とは読まないので「熟達」を「じゅたち」と読むのは間違いです。
「熟達」の意味
「熟達」とは、「経験を重ねて上手くなること」を意味する言葉です。
熟練して上達することを表す言葉で、何度も繰り返したり長い時間経験を積んだりすることで技量や能力が向上し以前よりも物事を上手くこなせるようになるさまを表します。
経験や練習の量が関わる表現なので技量が高くうまくできたとしても経験が少ない人に対して「熟達」という表現は使いません。
「熟達」の言葉の使い方や使われ方
・『3年かかって大分熟達してきた』
・『熟達するにはある程度の時間が必要だ』
・『機械の取り扱いに熟達している技術者』
まとめ
「熟達」は「じゅくたつ」が正しい読み方で「じゅたち」とは読みません。
経験に裏打ちされた技量や能力の高さに対して用いる表現なので使い方に注意してください。