「応力」とは特定の力を表す物理学の用語です。
具体的にはどのような力のことで何と読むべきなのでしょうか。
今回は、「応力」の正しい読み方と意味について解説します。
「応力」の正しい読み方は「おうりょく」と「おうちから」どちら
「応力」という言葉の読み方を漢字それぞれの読みから推測すると「おうりょく」と「おうちから」の2つが候補になります。
「おうりょく」と「おうちから」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「応力」の正しい読み方は「おうりょく」です。
「応」は「応答」【おうとう】「呼応」【こおう】など「おう」と読みます。
「力」は「魅力」【みりょく】「磁力」【じりょく】など「りょく」と読むほか、「力持ち」【ちからもち】「力任せ」【ちからまかせ】など「ちから」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「おうりょく」と「おうちから」のうち「応力」の正しい読み方は「おうりょく」です。
「応力」の意味
「応力」とは、「物体の内部に発生している単位面積あたりの力」を指す言葉です。
棒の両端をつかみ左右に引っ張ると棒には左右方向に引っ張られる力が生じます。
棒に負荷として発生している左右に引っ張る力が「応力」に当たります。
力の大きさを断面積で割ったものが「応力」です。
同じ力の大きさなら断面積が大きいほど「応力」は小さく、断面積が小さいほど「応力」は大きくなります。
「応力」の言葉の使い方や使われ方
・『応力を計算する』
・『応力に耐え切れずロープが切れてしまった』
・『想定以上の応力がかかっているのでいつ壊れるかわからない』
まとめ
「応力」は「おうりょく」と読むのが正しく「おうちから」と読むのは誤りです。
建物の構造計算など安全に関わる場面で使われる言葉なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。