手へんに兆と書く「挑」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「挑」の読み方と意味について解説します。
手へんに兆で「挑」の読み方
「挑」の読み方は音読みでは「チョウ」、訓読みでは「いど?む」です。
「挑」の意味や解説
「挑」とは、「相手に向かって仕掛けて立ち向かうこと」を意味する言葉です。
立ちふさがる難事や対立する敵を相手にこちらから果敢に仕掛けて立ち向かう行為を表します。
英語の「challenge」にあたる言葉で簡単には勝てない敵や乗り越えられない難題に対して勇気を持って当たるさまを表す言葉です。
勝利や克服など満足できる結果が得られるという確証がない場合、つまり実力的に劣っていたり手に余る案件だったりなど難しいことが分かっていながら果敢に仕掛ける態度に対して用いる表現です。
楽に勝てる相手や簡単に片付く仕事など難しさや苦しさがない場合は使いません。
「挑」の熟語での使い方や使われ方
・『挑戦』【ちょうせん】
「戦いを仕掛けること」を意味します。
これまでにやったことがない未知のことや一筋縄ではいかない難しいことに対して勇気をもって当たるさまを表します。
本来は戦いや勝負事に対して用いる表現ですが厳しい大自然や高いハードルが設定された課題など人間相手の勝負だけではなく「できるかできないか分からないことに果敢に立ち向かう」という意味でも使われている表現です。
・『挑発』【ちょうはつ】
「相手をあおってこちらに仕掛けてくるよう誘いかけること」を意味します。
こちらから相手に仕掛けるのではなく言葉であおったり態度で小馬鹿にしたりなど興奮させて冷静さを削ぎ相手からこちらに仕掛けてくるよう仕向ける行為を表す言葉です。
まとめ
「挑」は日常でも広く使われている言葉です。
複数の意味を持つのでそれぞれの意味と使い方を正しく理解しておきましょう。
