この記事では、「愛宕」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「愛宕」の正しい読み方は「あたご」、「おたぎ」、「おだき」
「愛」は音読みでは「アイ」と読み、訓読みでは「愛(め)でる」や「愛(お)しむ」、「まな」、「愛(いと)しい」、「愛(う)い」、「愛(かな)しい」と読む漢字です。
一方、「宕」は音読みでは「トウ」と読み、訓読みでは「ほらあな」や「ほしいまま」と読む漢字です。
したがって、「愛宕」と書いて「あたご」や「おたぎ」、「おだき」と読む用法は、漢字が本来持つ読み方を無視して、間に合わせの音を当てた「当て字」になります。
「愛宕」の間違った読み方や間違いやすい読み方
先述したように「愛宕」を「あたご」、「おたぎ」、「おだき」とする読みは「当て字」という変則的な読み方なので所見だと読み間違えやすい言葉だと言えるでしょう。
そのため、「愛宕」に漢字本来の読み方を当て「あいご」や「宕」に石という漢字が含まれているため「あいせき」のように読んでしまうケースも多いようです。
「愛宕」について説明
「愛宕」には3つの読み方がありますが、「愛宕(あたご)」という地名や「愛宕山(あたごやま)」という名前の山が日本各地にあることや、防火の神様として信仰されている「愛宕神社(あたごじんじゃ)」があることから「愛宕」=「あたご」として認識されている場合が多いようです。
まとめ
「愛宕」の正しい読み方は「あたご」、「おたぎ」、「おだき」です。
日本各地に「愛宕(あたご)」という地名があるため、「あたご」の読みが比較的広く知られているということでした。