この記事では、「箒」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「箒」の正しい読み方は「そう」や「ほうき」
「箒」は音読みで「そう」と「しゅう」、訓読みで「ほうき」や「は(く)」「は(らう)」と読む言葉です。
「箒」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「箒」の間違いやすい読み方は「こと」といえます。
訓読みで「こと」と読む「箏」は「箒」と形が似ており、音読みでは「箒」と同じく「そう」「しゅう」と読みます。
このため両者を混同してしまう場合があるかもしれませんが、「箒」は「こと」とは読まないため注意しましょう。
また、「ひつ」や「ふで」と読む「筆」も「箒」と形が類似しているため取り違えないよう気を付ける必要があります。
「箒」を使った熟語
次に、「箒」を用いた熟語を紹介します。
「箒星」
「箒星」は「ほうきぼし」と読む言葉で、「彗星の和名」を示します。
文字通り星が箒のように細長く尾を引いているような姿が特徴的で、かつては不吉なことが起こる前兆と信じられてきました。
「箒茸」
「ほうきたけ」と読む「箒茸」は「ラッパタケ科に属するキノコ」を意味します。
高さは15cm程度で、上部分がサンゴのように沢山の枝に分かれているのが印象的です。
食用としても知られ、炊き込みご飯や天ぷら、鍋物などに使用されています。
「箒目」
「箒目」は「ほうきめ」と読む熟語で、「地面を箒で掃いた後にできる模様」のことを指します。
建築分野では箒目の模様を残すことを「箒目仕上げ」と呼び、スロープのすべり止めやコンクリートの土間仕上げとして施されます。
まとめ
「箒」の正しい読み方は「そう」や「しゅう」「ほうき」「は(く)」「は(らう)」です。
似た形の漢字と混同して読まないよう注意が必要です。
「箒」が使われた熟語もチェックしておきましょう。
ぜひ漢字の読み方を正しく覚える参考にしてください。