この記事では、「耳朶」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「耳朶」の正しい読み方は「みみたぶ」と「じだ」
「耳朶」の正しい読み方は「みみたぶ」または「じだ」です。
訓読みだと「みみたぶ」、音読みだと「じだ」になります。
「耳朶」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「耳朶」と表記する際は「朶」という漢字を用いず「耳たぶ」と表記することが多いので「朶」の読み方はあまり知られていません。
「乃(の)」や「木(き・ぼく)」が付くことから、雰囲気で「みみの」「じぎ」「じぼく」などと読んでしまうケースがあります。
「耳朶」について説明
「耳朶」は耳の外側に垂れ下がっている柔らかい部位のことです。
一般に「耳たぶ」と呼ばれる、イヤリングやピアスをつける場所にあたります。
日常的な会話では訓読みの「みみたぶ」のほうが通じやすいのですが、医学用語では音読みで「じだ」と読みます。
「朶」は木の枝や花、実が垂れさがっている様子を表す漢字で「垂れ下がっている」という意味を持ちます。
そのため、耳の外側にある「耳介(耳殻)」の下側に垂れ下がるようについている柔らかい部分は「耳に朶」と書いて「耳朶」と呼ばれています。
耳介は主に皮膚と軟骨でできていてしなやかですが、その下部にある「耳朶」は主に脂肪でできているので、さらにもちもちとして柔らかです。
そのため、小麦粉の生地や団子をこねる際には「耳朶くらいの柔らかさ」を目安にすることがあります。
また、「耳朶」が大きいのは縁起が良いとされ「福耳」と呼ばれます。
まとめ
「耳朶」は「みみたぶ」または「じだ」と読みます。
「朶」は読み方が難しいのですが「耳朶」を「みみの」「じぎ」「じぼく」などと読み間違えないように気を付けましょう。