この記事では、「刹那」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「刹那」の正しい読み方
「刹那」の正しい読み方は「せつな」です。
「せつ・な」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「刹那」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「刹那」は「さつな」「はくな」「せっち」などと間違って読まれることがあります。
「刹那」について説明
「刹那」の意味は以下の通りです。
1つ目は「仏教用語で、時間の最小単位」という意味です。
2つ目は転じて、「人生において、きわめて短い時間」という意味です。
日常では、ほんの一時的なことや、今目の前にあることなどを表す語として使われます。
「刹那」は名詞として「刹那の喜び」「飛びあがった刹那に転ぶ」「刹那的」などと使われます。
類語に「瞬時(しゅんじ)」があり、「またたく間のこと」という意味です。
「刹那」は「その人にとっての目の前の今」、「瞬時」は「まばたきをする間」で、たとえるものと、時間の捉え方に違いがあります。
「刹那」の言葉の由来
「刹那」は上記で紹介した通り、仏教由来の言葉です。
語源はサンスクリット語の「クシャナ」という言葉を漢字にあてはめたものです。
仏教で「刹那」は時間の単位で約0. 013秒を表すことから、転じて「ほんのわずかな時間」「目の前にある今」という意味で使われる様になりました。
まとめ
今回は「刹那」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。