この記事では、「接吻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「接吻」の正しい読み方は「せっぷん」と「せつぷん」どちら
「接吻」の正しい読み方を検討するために、この熟語で使われている漢字の個別の読みを、最初に確認します。
「接」の漢字の音読みは「セツ」で、訓読みは「つ(ぐ)・は(ぐ)・まじ(わる)」です。
また、「吻」の漢字の音読みは「フン」で、訓読みは「くちびる・くちさき」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げば、「せつふん」と読めますが、漢字の読みからは「せっぷん」とも「せつぷん」とも読めないようにも思えます。
さて、「接吻」の正しい読み方は「せっぷん」と「せつぷん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては「接吻」の正しい読み方は「せっぷん」で、「せつぷん」と読むのは間違いです。
先に漢字の読みを繋ぐと「せつふん」と読めるが、「せっぷん」と「せつぷん」のいずれも読めそうにないとしましたが、正しい読み方の「せっぷん」は、熟語の発音をしやすくするための音変化である、「促音化」と「半濁音化」と言う二つの音変化を起こした読み方です。
「促音化」とは発音しやすくするために「ッ」と詰まった読みに変化する現象です。
また「半濁音化」は、「ハ行」の音が「パ・ピ・プ・ぺ・ポ」に音変化する現象です。
間違いである「せつぷん」は、「半濁音化」のみの場合の読み方と言えます。
「せっぷん」と「せつぷん」を実際に声に出して読めば、「せっぷん」の方が、発音しやすいことが分かると思います。
「接吻」の意味
「接吻」とは、「くちびるを接すること、すなわちキスのこと」を意味する言葉です。
「接吻」の言葉の使い方や使われ方
・『キスと表現するより、接吻と表現する方が、何となくロマンチックな気がします』
・『昔、接吻のことを口吸いと表現していたことがあるそうです』
まとめ
「接吻」の正しい読み方は「せっぷん」で、「せつぷん」と読むのは間違いです。
また、この「接吻」とは、「くちびるを接すること、すなわちキスのこと」を意味する言葉です。