この記事では、「要諦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「要諦」の正しい読み方は「ようけつ」と「ようてい」どちら
「要諦」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「要」の漢字の音読みは「ヨウ」で、訓読みは「かなめ・い(る)」です。
また、「諦」の漢字の音読みは「テイ」で、訓読みは「し(まる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ようてい」と読むことが可能なことが分かります。
しかし、「諦」の漢字に「けつ」との読みがないことから、「ようけつ」と読むのは無理があり、間違いではないかと思われます。
さて、「要諦」の正しい読み方は「要諦」の正しい読み方は「ようけつ」と「ようてい」と「ようてい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「要諦」の正しい読み方は「ようてい」で、「ようけつ」と読むのは、明らかな間違いです。
「ようけつ」と読む熟語には「ものごとの最も大切なところ」を意味する「要訣」との言葉があり、次に説明する「要諦」の意味と似ていることから、これと勘違いされ、「要諦」を「ようけつ」と読み間違えられるのはないかと考えられます。
「要諦」の意味
「要諦」とは、「ものごとの肝心なところ」を意味する言葉です。
「要諦」の言葉の使い方や使われ方
・『政府が打ち出しているデジタル社会の実現の要諦のひとつには、マイナンバーカードの普及が挙げられます』
・『彼は長々と自分の意見を述べたが要領を得ず、話の要諦が全く見えません』
まとめ
「要諦」の正しい読み方は「ようてい」で、「ようけつ」と読むのは、明らかな間違いです。
また、この「要諦」とは、「ものごとの肝心なところ」を意味する言葉です。