この記事では、「塩梅」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「塩梅」の正しい読み方は「えんばい」と「あんばい」どちら
「塩梅」には2つの読み方があります。
1つ目は「えんばい」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「あんばい」で、こちらも音読みです。
「塩」の音読みは「えん・あん」、訓読みは「しお」、「梅」の音読みは「ばい」、訓読みは「うめ」です。
正しい読み方の結論
「塩梅」の正しい読み方は「えんばい」「あんばい」の2つになります。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「塩梅」の意味
「塩梅」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「えんばい」と読む場合、「塩と梅酢のこと」「料理の味加減を整えること」「家臣が主君の手助けをして、まつりごとを程よく処理すること」という意味です。
「あんばい」と読む場合、「料理の味加減」「ものごとの様子や状態」「身体の具合や様子」「ものごとの様子や状況を考えて、程よく処理すること」という意味です。
「塩梅」は、元々「えんばい」と呼ばれ、料理の味を調える為の塩と梅酢ことで、程よい味加減のことを「酔い塩梅(えんばい)」と言っていました。
しかし、「ほどよくものごとを処理すること」という意味で、「按排・按配(あんばい)」という言葉があることから混同され、「あんばい」と読まれる様になったのです。
「塩梅」の言葉の使い方や使われ方
「塩梅」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『漬物が程よい塩梅(えんばい)に仕上がった』
・『いい塩梅(あんばい)にアルバイトが入って来た』
・『後輩を助けて作業を適度に塩梅(あんばい)する』
まとめ
今回は「塩梅」の読み方について紹介しました。
「塩梅」の正しい読み方は「えんばい」「あんばい」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。