「社殿」は神社関連の話題で登場する言葉ですが、どう読むのが正しく何を指す言葉なのでしょうか。
今回は、「社殿」の正しい読み方と意味について解説します。
「社殿」の正しい読み方は「しゃでん」と「しゃどの」どちら
「社殿」の読み方を漢字の読みから考えると「しゃでん」と「しゃどの」の2つが候補になります。
「しゃでん」と「しゃどの」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「社殿」の正しい読み方は「しゃでん」です。
「社」は「社会」【しゃかい】「弊社」【へいしゃ】など「しゃ」と読みます。
「殿」は「殿中」【でんちゅう】「貴殿」【きでん】など「でん」と読むほか、「夢殿」【ゆめどの】「湯殿」【ゆどの】など「どの」とも読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「しゃでん」と「しゃどの」の2つのうち「社殿」の正しい読み方は「しゃでん」です。
「社殿」の意味
「社殿」とは、「神社の建築物」を意味する言葉です。
神社の敷地内にあり神社の一部として使われている建築物のことで、本殿や拝殿など宗教施設に含まれる建築物を指します。
敷地にある建築物でも家族が暮らす生活スペースなど宗教施設として使われていない建築物は含みません。
基本的には本殿、幣殿、拝殿の3つで構成されますが神楽殿や宝物殿など宗教施設の一部として機能している建物はすべて「社殿」に含まれます。
「社殿」の言葉の使い方や使われ方
・『立派な社殿を構えた神社』
・『社殿の修復工事が行われている』
・『神社によって社殿の形式は異なる』
まとめ
「社殿」は「しゃでん」と読み「しゃどの」は間違った読み方です。
日常ではあまり使わない言葉ですが社会常識として正しい読み方と意味を覚えておきましょう。