「一存」は判断や決断に関連して使う表現ですが、具体的にはどういう意味を持ち何と読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「一存」の正しい読み方と意味について解説します。
「一存」の正しい読み方は「いちぞん」と「ひとぞん」どちら
「一存」という言葉の読み方を漢字の読みから考えると「いちぞん」と「ひとぞん」の2つに絞られます。
「いちぞん」と「ひとぞん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「一存」の正しい読み方は「いちぞん」です。
「一」には「一日」【いちにち】「万一」【まんいち】など「いち」という読み方と、「一山」【ひとやま】「一箱」【ひとはこ】など「ひと」という読み方がありま。
「存」は「存念」【ぞんねん】「生存」【せいぞん】など「ぞん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「いちぞん」と「ひとぞん」の2つのうち「一存」の正しい読み方は「いちぞん」です。
「一存」の意味
「一存」とは、「一人だけの考え」を意味する言葉です。
「一存」の「存」は人の考えを意味します。
他の人の考えに影響を受けていない一人だけの考えを表す言葉で、一般的には判断や決断などを一人だけの考えで決めるときに用いる表現です。
他人に意見を聞いたり多数決をとったりなど他の人の考えを取り入れることなく個人の考えだけで決断や判断を下すさまを表します。
「一存」の言葉の使い方や使われ方
・『社長の一存で廃止が決まった』
・『私の一存では判断できない』
・『現場の一存で判断するのは規則違反だ』
まとめ
「一存」の読み方は「いちぞん」が正しく「ひとぞん」とは読みません。
判断や決断の機会が多いビジネスの世界でよく使われる言葉なので正しい読み方と意味を覚えておきましょう。