くさかんむりに部で「蔀」の読み方とは?簡単に解釈

くさかんむりに部で「蔀」の読み方とは? 読み方

この記事では、「蔀」の読み方を分かりやすく説明していきます。

くさかんむりに部で「蔀」の読み方

蔀は、音読みで、ほうとぶと読める漢字です。

更に訓読みでは、しとみやおおと読む事が可能となっています。

「蔀」の意味や解説

くさかむんりの下に部と書く事で完成する蔀の漢字は、寝殿造りに使用された建具の1つである、しとみという意味を持っているのです。

他にも、日光や雨風を避けるための板戸や、おおいといった意味を表す事が出来ます。

日本で最も古い百科辞書と言われ平安中期頃に作られたとされる和名類聚抄にも、この蔀は、しとみとして記載されているのです。

ただし現在では蔀の漢字は日常的にほぼ見掛けない事でも分かる様に、常用漢字には含まれていません。

なので現代人にとっては、馴染みのない漢字だと言えるのです。

「蔀」の熟語での使い方や使われ方

・『上げ蔀』【あげじとみ】
「上部に蝶番を用いて留める事により、つり上げる形で開閉出来る様にしたしとみ」を表す言葉として使われています。

・『立て蔀』【たてじとみ】
「縦横に細い木を組んだ格子の裏に板を張り、それを地上に立てる事で目隠しの役目をするもの」といった意味の言葉として駆使されているのです。

・『小蔀』【こじとみ】
「格子造り小窓」「清涼殿の壁の上方に存在する格子造りの小さな窓」といった意味を持つ言葉として利用されています。

まとめ

くさかんむりの下に部の文字を付け足す事で成立した蔀の漢字は、音読みでほうとぶ、訓読みでしとみやおお、と読む事が可能です。

そんな蔀の漢字には、雨風や日光を遮るための板戸とかしとみ、おおいといった意味を指し示す漢字となっています。

加えて日本最古の百科辞書と言われる和名類聚抄にも、しとみとして蔀の漢字は登場していますが、現代では常用漢字から外れているのです。

お陰で日常的には、ほとんど見掛ける事はない漢字となっています。

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