この記事では、「安寧」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「安寧」の正しい読み方は「あんちょう」と「あんねい」どちら
「安寧」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成している二つの漢字の個別の読みについて確認します。
「安」の漢字の音読みは「アン」で、訓読みは「やす(い)」です。
また、「寧」の漢字の音読みは「ネイ・デイ・ニョウ」で、訓読みは「やす(い)・ねんごろ)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「あんねい」と読むことが可能なことが分かります。
しかし、「寧」の漢字に「ちょう」との読みがないことから、「あんちょう」と読むことには無理な様に思われます。
さて、「安寧」の正しい読み方は「あんちょう」と「あんねい」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては「安寧」の正しい読み方は「あんねい」で、「あんちょう」と読むのは明らかに間違いです。
「寧」の漢字に似た漢字で、「ちょう」との読みをするものは見当たりませんが、「寧」に音読みが「ちょう」の「丁」が入っていることから、この「寧」の漢字も「ちょう」と読めると間違えられたものと考えられます。
「安寧」の意味
「安寧」とは、「無事でやすらかなこと」を意味する言葉です。
特に、「世の中が穏やかで安定していること」に使われることが多い言葉です。
「安寧」の言葉の使い方や使われ方
・『暴力団の抗争事件が激化して、地域社会の安寧を乱すまでになっています』
・『世界では、いつもどこかで戦争や内戦が絶えず起きており、いつになったら世界の安寧が得られるのかと不安です』
まとめ
「安寧」の正しい読み方は「あんねい」で、「あんちょう」と読むのは明らかに間違いです。
また、この「安寧」とは、「無事でやすらかなこと」を意味する言葉です。