この記事では、「尻尾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「尻尾」の正しい読み方は「しっぽ」と「きゅうび」どちら
「尻尾」の「正しい読み方を検討するために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みに付いて、確認します。
「尻」の漢字の音読みは「コウ」で、訓読みは「しり」です。
また、「尾」の漢字の音読みは「ビ」で、訓読みは「お」です。
ここから、音読みを重ねれば、「こうび」とは読めますが、「きゅうび」とは読めそうにないことが分かります。
また、訓読みを重ねれば、「しりお」とは読めますが、「しっぽ」とは読めそうにありません。
さて、「尻尾」の正しい読み方は「しっぽ」と「きゅうび」の、どちらなのでしょうか。
また、なぜそんな読み方ができるのでしょうか。
正しい読み方の結論
「尻尾」の正しい読み方は「しっぽ」で、「きゅうび」と読むのは間違いです。
また、先に漢字の読みを繋いでも、「しっぽ」と読めそうにないと記しましたが、実はこの「しっぽ」の読み方は、「熟字訓」と呼ばれる読み方なのです。
「熟字訓」は、個別の漢字の読みと関係なく、熟語全体に訓読みを当てる読み方で、そのために漢字の読みからは、読めそうにないと思われたのです。
日本語の難しさの一つと言えるかも知れません。
「尻尾」の意味
「尻尾」とは、「動物などの尾のこと」を意味する言葉です。
またそこから転じて「細長いものや、長く繋がったものの端のこと」の意味でも使われています。
「尻尾」の言葉の使い方や使われ方
・『帰宅した時に、愛犬が尻尾を振って出迎えてくれると、仕事の疲れも吹っ飛んで癒されます』
・『綱引きの綱の両方の尻尾の部分は、すっぽ抜けないように結ばれて団子状態にされています』
まとめ
「尻尾」の正しい読み方は「しっぽ」で、「きゅうび」と読むのは間違いです。
また、この「尻尾」とは、「動物などの尾のこと」を意味し、さらにそこから転じて「細長いものや、長く繋がったものの端のこと」の意味もある、言葉です。