この記事では、「粗熱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「粗熱」の正しい読み方
「粗熱」の正しい読み方は「あらねつ」です。
「あら・ねつ」は訓音読みです。
訓読みと音読みが組み合わさった読み方で、「湯桶読み(ゆとうよみ)」とも言います。
「ゆ」は訓読み、「とう」は音読みであるからです。
「粗熱」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「粗熱」は「そねつ」「かつねつ」などと間違って読まれることがあります。
「粗熱」について説明
「粗熱」とは、「料理において、火からおろしてすぐの食材が、熱を含んでいて手で触れならない状態」という意味です。
煮たり焼いたりした直後の食材が、高温状態になっていることを表します。
「粗熱」は調理用語として「粗熱を取る・取った」として使われることがほとんどです。
使い方が限定されていて、「粗熱がある」「粗熱を持つ」などとは使われません。
ちなみに「粗熱を取る」とは、「加熱調理をした後、濡れ布巾の上に置く、氷水につける、時間を置くなどして、触れられる程度に熱を冷ますこと」という意味です。
「粗熱」の言葉の由来
「粗熱」は漢字の意味から成り立つ語です。
「粗」は「大ざっぱで念入りでない」「いいかげん」という意味、「熱」は「温度が高い」という意味、「粗熱」で「高い温度になっているものが持つ、だいたいの高温部分」になります。
まとめ
今回は「粗熱」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。