この記事では、「餡子」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「餡子」の正しい読み方は「あめ」と「あんこ」どちら
「餡子」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている漢字の個別の読みを確認しておきます。
「餡」の漢字の音読みは「アン・カン」で、訓読みはありません。
また、「子」の漢字の音読みは「シ・ス」で、訓読みは「こ ・み・ね」です。
従って、二つの漢字を音読み+訓読みで繋げたいわゆる「重箱読み」をすれば、「あんこ」と読めます。
しかし、この二つの漢字の読みからは、「あめ」とは、とても読めそうにはありません。
さて、「餡子」の正しい読み方は「あめ」と「あんこ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「餡子」の正しい読み方は「あんこ」で、「あめ」との読み方は、明らかに間違いです。
お菓子の「あめ」の漢字表記は「飴」で、漢字が少し似ていることから「餡」を「あめ」と読み間違えたのだと思われます。
「餡子」の意味
「餡子」とは、「小豆を煮てつぶし、砂糖や塩を入れ、さらに加熱して練ったもの」を、意味する言葉です。
この言葉は、もともとは「餃子や肉まん等の飲茶の具」を指す言葉でしたが、それが日本で江戸時代になって、上記の意味へと拡大し、さらに「小豆を使った餡」を明治時代に俗語として「餡子」と呼ぶようになったものです。
これが「餡子」の言葉の由来です。
「餡子」の言葉の使い方や使われ方
・『餡子は、少し塩を利かせることで、あっさりとした大人好みの甘さになります』
・『餃子の具は餡と呼びますが、餡子とは決して言いません』
まとめ
「餡子」の正しい読み方は「あんこ」で、「あめ」との読み方は、明らかに間違いです。
ちなみに、「あめ」の漢字表記は「飴」です。
また、この「餡子」とは、「小豆を煮てつぶし、砂糖や塩を入れ、さらに加熱して練ったもの」を、意味する「餡」の俗語です。