この記事では、「鈎」の読み方を分かりやすく説明していきます。
金へんに匂で「鈎」の読み方
「鈎」という漢字の音読みは「ク・コウ」、訓読みは「かぎ・つりばり・はり・かける・まげる」になります。
「鈎」という漢字は「鈎章棘句(こうしょうきょくく)」などの四字熟語において、「ク」という音読みで読まれています。
「鈎」は「少林寺拳法などで使われる中国の伝統的な棒と刃を組み合わせた武器」を指して、「コウ」という音読みで読むこともあります。
「鈎」は地名に含まれているときは、「かぎ・まがり」といった訓読みが多くなっています。
「鈎」の漢字の意味や解説
「鈎」という漢字の意味は、「曲がっている先端にモノを引っかけることができるかぎ(鈎)」や「そのかぎのように曲がっているさま」になります。
「鈎」の意味として、「かぎのような形状にまげる・まがる」や「ひっかけてそのモノを引き寄せる」なども挙げられます。
「鈎」の漢字は、文字の書き方である書法「永字八法」における「はね」の意味も持っています。
「鈎」の地名・名前や熟語での使われ方
・『鈎取本町』【かぎとりほんちょう】
鈎の漢字を含んでいる「宮城県仙台市太白区に実際にある地名」になります。
・『上鈎』【かみまがり】
「滋賀県栗東市に実在する地名」として鈎という漢字が使われています。
・『唐桑町載鈎』【からくわちょうのせかぎ】
「宮城県気仙沼市に実際に存在している地名」に鈎の漢字を使っています。
・『鈎』【かぎ・まがり】
「鈎の一文字でかぎやまがりと読む名字・全国でも約300人しかいないとされている非常に珍しい名字」になります。
・『鈎章棘句』【こうしょうきょくく】
「難解あるいは奇怪で読みにくい文章」のことを指している鈎を含む四字熟語です。
「鈎章」は「釣り針のようにひっかかりがある文章」、「棘句」は「イバラのトゲのような章句」を意味しています。
まとめ
この記事では、金へんに匂と書く「鈎」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「鈎」という漢字について詳しく知りたいときには、この記事の解説を参考にしてみてください。